第二詩集『HAPPY BIRTHDAY』

「寝顔」 

 寝顔って好(い)いよね
 だって時を忘れて
 だれでもどこでも
 赤ちゃんのときに
 もどるんだからね
 やさしい寝顔は
  やさしい時間を
 おだやかな息は
  おだやかな心を
 あなたと過ごした
 あかしなのだから
  今夜はゆっくり
  お休みしましょ 

「HAPPY BIRTHDAY」~今日は君の誕生日~

 振り返るとあの日
 君の生まれたのが
 昨日のことのよう
 まんまるお顔で
 いつもにこにこ
 悲しいときも
 苦しいときも
 まんまるお顔で
 いつもにこにこ
 それで充分幸せなのだと
 ちゃあぁんと教えてくれました
 今日も仕事で遅いけれど
 ちゃあぁんと君に伝えましょう
 お誕生日おめでとう
 そして
 生まれてくれて
 ありがとう

「今ある自分に感謝」

 今日この日があるのは、父母のおかげ
 今日この日があるのは、家族のおかげ
 今日この日があるのは、友達のおかげ
 今日この日があるのは、
 誰かが僕を、支えてくれていたおかげ
 僕も誰かの誰かになりたいな  
 僕も精いっぱい生きていこう
 僕にできること、なんだろう
 今ある自分に感謝
 そして……

「ともに歩もう」

 すべてのことに感謝しよう
 すべてのひとに感謝しよう
 自分を磨いて本物になろう
 時には悲しく苦しいことがある
 時には楽しく嬉しいことがある
 それが人生、人として生きるということ
 自分に負けないで
 地面に足をつけて
 憧れの夢を探して
 ともに歩もう
 一歩一歩
 歩いていこう

「だんだんと だんだんと」

 田舎の山はもうすっかり雪です
 すべてをつつんで白くなります
 泥んこや枯れ葉や
 ごたごたの地面も
 だんだんと白い雪に覆われます
 だんだんと
 だんだんと
 この世のすべてに
 感謝の意をこめて
 だんだんと
 だんだんと

「いっぽんの道」

 ここに
 いっぽんの道がある
 まっすぐの道がある
 どこから来たのか
 どこまで行くのか 
 君が歩くにしては
 まだずいぶん遠く思うだろうが
 なあにすぐに君も
 この道を歩くことになるだろう
 ここに
 いっぽんの道がある
 まっすぐの道がある

「素敵な宝物」

 金銀パールやあらゆる宝
 どんなに立派な宝物でも
 それがいったい何なのか
 いちばん素敵な宝物とは
 我が子の外にありえない

  ※参考:奈良時代の筑紫歌壇の歌人、山上憶良(やまのうえのおくら)の和歌より
  しろがねもくがねも玉も何せむにまされる宝子にしかめやも

(『万葉集』巻五) 

第二詩集『HAPPY BIRTHDAY』 

「寝顔」
「HAPPY BIRTHDAY」~今日は君の誕生日~
「今ある自分に感謝」
「ともに歩もう」
「だんだんと だんだんと」
「いっぽんの道」
「素敵な宝物」              

さわやかな風にのって  
あなたの心にすいすいと 
やさしいきもちを運びます

  ふうたろう  

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